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2025.08.22
一般財団法人災害科学研究所社会基盤維持管理研究会 令和7年度総会を開催
伊勢大橋などの見学会や橋梁維持管理に関する現場研修会を開催予定

東山委員長は開会挨拶で「委員長を前任の松井繁之先生から引き継がせていただいてから1年が経つ。昨年は講習会を開催したが、今年度は見学会を開催する予定であり、沢山の方々に参加していただきたい」と述べた。
また、「来年の8月にカナダ・バンクーバーで開催される予定の中小スパン橋梁国際会議に、できれば当研究会が団体として参加していきたいと考えているので準備いただければ」と語った。
次いで、守屋裕兄幹事長が、法人会員の委員交代や、会員の入退会、令和6年度の各種報告及び、7年度の活動方針及び活動予算について、報告した。
7年度は、見学会を9月26、27の両日にPC工場、岐阜大学、伊勢大橋などで行う。
また、昨年度から引き続き、土木構造物の損傷評価業務として(一社)近畿建設協会の既設構造物の点検結果に基づく補修対策の設計業務を受託し、点検橋梁の現地調査と、損傷評価検討会を開催し、損傷橋梁に対する損傷度の評価と対策方法の提示を行う。同様に橋梁維持管理に関する地区研修会の開催と、目安箱活動も引き続き行う。国・地方公共団体の公共構造物の点検及び維持管理を行っている団体、地方公共団体向けに橋梁の点検、維持管理に関する現場研修会を開催するもので、今年は兵庫県但馬地区、奈良県、八尾市での開催を予定している。
その後行われた講演では、奥村組土木興業技術部技術マネージャーの佐々木膺志が『長寿命化と環境負荷低減に配慮したポリプロピレン繊維補強コンクリート舗装に関する研究』、川田建設技術本部技術課長の吉松秀和氏が『定着具にナットを用いたプレキャストコンクリート床版用機械式定着の力学的挙動に関する研究』、CORE技術研究所代表取締役社長の真鍋英規氏が『ドローン空撮によるたわみ計測技術 高知県上吉野川橋』というテーマでそれぞれ論じた。
(佐々木氏 / 吉松氏 / 真鍋氏)
松井繁之前委員長も活発に発言していた
総会の状況