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2025.11.22
株式会社デンカリノテック創立25周年記念祝賀会を開催
「脱塩・再アルカリ化工法」の適用拡大を図っていく
デンカリノテックは、創立25周年を記念し、2025年10月24日に祝賀会を開催した。親会社のオリエンタル白石やデンカの他、協力会社含め88人が参加した。
デンカリノテックは、デンカグループのコンクリート補修・補強工事に特化した専門工事会社として2001年7月4日に創立された。コンクリートの再生や補修・補強工事のほか、調査診断・設計などの建設コンサルタント事業も行っている。現在はNEXCO東日本が所管する親不知海岸付近の高架橋での脱塩工法、富山城やJR東京駅前のランドマ-クKITTEでの再アルカリ化工法での施工など、インフラメンテナンスの様々な分野での実績を有している。そして、2025年4月1日より、さらなる企業の発展と競争力向上を意図して、PC橋の新設および維持管理に定評を有するオリエンタル白石グループの系列会社となった。
今後もオリエンタル白石の持つ橋梁、設計、施工技術と、デンカリノテックの持つコンクリート構造物の長寿命化、補修に寄与する特殊技術、デンカ株式会社の化学、素材の技術という3社の特長を活かして、シナジーを最大限に発揮し、各社の事業成長に繋げていく。
デンカリノテックの有力な技術としては、「脱塩・再アルカリ化工法」がある。
コンクリート構造物が劣化する主な要因としては塩害と中性化がある。両損傷要因とも、コンクリート構造物内部の鉄筋を腐食させ、構造物の耐久性を低下させるもの。同社はそのような損傷に対して、構造物を破壊せず補修を行うことのできる「電気化学的補修工法」を有している。具体的には、塩害に対して電気的イオン泳導法を応用し、塩分を除去する「脱塩工法」、中性化対策に対して電気浸透法を応用し、アルカリ性を回復させる「再アルカリ化工法」の技術であり、同技術を用いることで、コンクリートを健全な状態に再生し、構造物の長寿命化を実現することができるものだ。こうした技術は、沿岸部や凍結防止剤を多く散布する地域におけるRC構造物、またはPC上部工の補修に大きな効果が期待できる工法として、NEXCO各社などで使用実績が増加している。

記念祝賀会 集合写真
デンカリノテックは、デンカグループのコンクリート補修・補強工事に特化した専門工事会社として2001年7月4日に創立された。コンクリートの再生や補修・補強工事のほか、調査診断・設計などの建設コンサルタント事業も行っている。現在はNEXCO東日本が所管する親不知海岸付近の高架橋での脱塩工法、富山城やJR東京駅前のランドマ-クKITTEでの再アルカリ化工法での施工など、インフラメンテナンスの様々な分野での実績を有している。そして、2025年4月1日より、さらなる企業の発展と競争力向上を意図して、PC橋の新設および維持管理に定評を有するオリエンタル白石グループの系列会社となった。
今後もオリエンタル白石の持つ橋梁、設計、施工技術と、デンカリノテックの持つコンクリート構造物の長寿命化、補修に寄与する特殊技術、デンカ株式会社の化学、素材の技術という3社の特長を活かして、シナジーを最大限に発揮し、各社の事業成長に繋げていく。
デンカリノテックの有力な技術としては、「脱塩・再アルカリ化工法」がある。


脱塩工法と再アルカリ化工法
コンクリート構造物が劣化する主な要因としては塩害と中性化がある。両損傷要因とも、コンクリート構造物内部の鉄筋を腐食させ、構造物の耐久性を低下させるもの。同社はそのような損傷に対して、構造物を破壊せず補修を行うことのできる「電気化学的補修工法」を有している。具体的には、塩害に対して電気的イオン泳導法を応用し、塩分を除去する「脱塩工法」、中性化対策に対して電気浸透法を応用し、アルカリ性を回復させる「再アルカリ化工法」の技術であり、同技術を用いることで、コンクリートを健全な状態に再生し、構造物の長寿命化を実現することができるものだ。こうした技術は、沿岸部や凍結防止剤を多く散布する地域におけるRC構造物、またはPC上部工の補修に大きな効果が期待できる工法として、NEXCO各社などで使用実績が増加している。