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2024.08.07

建設業の長時間労働防止に向けた取組等に関する要請を実施
厚生労働省香川労働局 四国地方整備局の合同で

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 厚生労働省香川労働局は8月6日、香川県高松市の高松サンポート合同庁舎 アイホールで建設業の長時間労働防止に向けた取組等に関する要請を行った。時間外労働の上限規制開始にあわせ、したもの。


香川労働局長 栗尾保和 / 四国地方整備局長 豊口佳之


 要請文では「労働者に上限時間を超えて業務を行わせることは禁止となり、建設事業者が上限時間を遵守できる環境・条件を整えないと、工期が遅れざるを得なくなることが懸念されます。また、建設業では中長期的な担い手の育成・確保が課題となっており、適正な請負代金及び適切な価格転嫁を通じた担い手の処遇改善が不可欠」と指摘。


要請文交付状況


 「建設業における長時間労働を是正するなど労働条件の改善を図るには、適正な工期の設定など適正な取引の確保が必要であることから、建設工事の受注者(建設事業者)だけでなく、建設工事を発注する民間事業主など関係者の理解及び適切な対応等が欠かせない」とし、企業団体に、一層の努力を求めた。

 具体的には①事業者の経営トップ自らが、時間外労働の上限規制の趣旨・概要を踏まえ、事業者間取引等に係る働き方改革の浸透・定着に向け、その取組の一層の推進に努められたいこと、②建設工事の受発注に係る働き方改革が浸透・定着するよう、時間外労働の上限規制の内容について、あらためて社内の各関係部署に周知を行われたいこと、③時間外労働の上限規制の内容を踏まえた適正な工期により発注を行われたいこと、④工程の遅れを生じさせるような事象等が生じた場合、受・発注者間において、必要に応じて適正な工期変更を行われたいこと、⑤「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」について、社内の関係部署に周知を行われたいことの5点。

 出席者は下記表のとおり。 

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