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2025.05.29

阪神高速グループ 第57回技術研究発表会を開催
建設、維持管理、交通・モビリティなど幅広い分野から68件の論文を発表

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 阪神高速道路(吉田光市社長、写真右)は、5月20〜22日の3日間、大阪市の中之島フェスティバルタワー・ウエスト内の中之島会館で第57回阪神高速グループ技術研究発表会を開催した。来場、オンライン計約700人が参加し、阪神高速グループの最新の取り組みなど68の論文が発表された。本発表会は、阪神高速グループの日頃の技術的な取り組み内容について論文執筆および口頭発表を行うもの。社内の技術研鑽のみならず、社会に情報を発信することにより、オープンイノベーションの促進、さらには関係連企業のへの理解深める目的で行われている。

 

会場の様子


 開会挨拶で吉田光市社長は「この技術研究発表会は、昭和44年の初開催から今年で57回目。技術研鑽、技術者育成、情報発信の場として位置づけられ、幅広い分野から68件の論文発表を予定している。阪神高速の中期経営計画の柱である『世界水準の卓越した技術』の実現に向け、活発な議論と対話を期待している。今回もリアルとオンラインのハイブリッド形式で開催するが、できるだけ足を運んでいただき熱い気持ちを感じていただきながら聴講いただければと思う」と挨拶した。

 今回は、道路を造る部門17編、道路を守る部門38編、道路を使う部門9編、技術・資産を活かす部門3編、機能戦略部門1編、合計68編の論文が発表された。最優秀論文賞には、阪神高速道路・計画部調査課の片岡佑太氏、同社・管理本部管理企画部保全技術課の宮内滉貴氏、長澤稔郎氏による「鋼製高欄取替に関する試験施工で得られた設計的課題と今後の展望」(A2道路を守る部門)が選ばれた。

 20日には特別講演で桐蔭横浜大学 医用工学部 宮坂力特任教授による「ペロブスカイト太陽電池の最先端研究と異分野交流の推進」が行われた。

 

宮坂力特任教授(桐蔭横浜大学 医用工学部)


技同時開催された技術PRパネル展示

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