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2025.06.09
日本建設保全協会、令和7年度通常総会を開催
橋梁保全への視点を共有、「スーパーホゼン式工法」の普及に弾み
日本建設保全協会は5月21日、かめ福オンプレイス(山口県山口市)にて令和7年度通常総会を開催。会員49社から54名が参加した。老朽化の進行により、架け換えを要する橋梁は年々確実に増加している。こうした状況を背景に、1999年12月、全国の有志24社により本協会を設立。以来、スーパーホゼン式工法の普及を通じて、社会資本の延命化および維持管理コストの縮減に取り組んでいる。
総会に先立ち、協会顧問・松井繁之氏(大阪大学・名誉教授 写真左は講演する松井繁之氏)による基調講演「私の思いで話『橋を視る・診る・看る』」を実施。自身がこれまでみてきた多様な橋梁を題材に講演を行なった。
議事では、前年度に宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡の6会場で開催した技術講習会、北海道・宮城・大阪での技術展示会への出展したことなどを事業報告、また新年度の事業計画として全国4会場での技術講習会などを発表。
技術研修会では、協会が推進する樹脂注入を併用した下面増厚工法「スーパーホゼン式工法」に関する最新の施工事例を、事務局および会員企業より紹介。実務に基づく知見の共有が行われた。工法普及に顕著な貢献を果たした2社に対して表彰を実施。また、昨年度中に新たに3社が入会したことが報告された。
最後に牧角龍憲会長より、今後の工法普及と技術革新、さらなる普及に向けた意気込みを参加者へ発信した。
牧角龍憲会長