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2025.03.03

NEXCO西日本 芝村社長会見 徳島道4車線化を推進、東九州道宇佐IC~院内IC4車線化は7日12時から供用
相次ぐ事故を受け「安全対策を徹底し、事故の再発防止に努める」

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 NEXCO西日本(芝村善治社長、左写真)は2月26日、大阪の本社で定例の社長会見を開催した。

 冒頭、芝村社長は「先月の定例会見の際、広島県内で起きた中国自動車道のリニューアル工事における仮設足場の落下事故について報告したが、それ以降も沖縄自動車道で床版取り替え工事におけるクレーン落下、佐世保道路の拡幅工事をしている現場で運搬中の橋桁転倒事故と、人的被害はなかったものの、連続して大きな事故が発生し会社として重く受け止めている」と述べた。

 こうした現場施工時の事故が相次ぐ事態を受け、「それぞれの支社、現場で事故の再発防止策を検討し、同種の事故を繰り返さないよう、外注する全ての施工会社の皆様に原因究明、再発防止の取り組みについて周知し、同じような事故が繰り返されないよう安全対策の徹底、安全意識の向上について要請している所だ。こうした取り組みにより事故の再発防止に努める」との考えを示した。

 足場崩落事故に関して、有識者による第一回技術検討会が2月11日に行われたが、続報は第二回技術討論会で報告される。第二回技術討論会は、近日中に開催される予定。

 事故の報告に続けて、直近の事業概要を説明。徳島道が開通10周年を迎え、10年間の経済効果への波及や事故減少、防災機能の強化への貢献、高速道路ネットワークの更なる安全安心と快適な道路空間を目指し、徳島道4車線化を推進していくと述べた。

 また、完成間近の東九州道宇佐IC~院内IC(本線部分4車線化延長3.1km)の4車線化工事についても説明。現在、4車線化完成に向けての中央分離帯及び追越車線の工事を実施中であり、3月7日(金)12時から4車線(片側2車線)による運用開始を予定している。本線から宇佐料金所までの4車線化工事については継続して実施するとした。

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