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2025.03.03

「鋼構造架設設計施工指針改定」に関する講習会を東京・大阪で開催
3月11日13時から東京土木学会講堂、13日13時から大阪公立大学文化交流センターで

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 土木学会鋼構造委員会鋼構造架設設計施工指針改定小委員会(奥井義昭委員長)は、「鋼構造架設設計施工指針改定」に関する講習会を3月11日13時から東京・土木学会会堂、13日13時から大阪・大阪公立大学文化交流センターで開催する。いずれもZOOMによるオンラインを併用する。

 同小委員会は、今年度「鋼構造架設設計施工指針」の改訂版を上梓している。 2017 年度に道路橋示方書が改定され、道路橋の設計が許容応力度設計法から限界状態設計法・部分係数設計法へ大きく転換した。また、近年、鋼橋架設時において重大事故が発生しており、既設の道路、鉄道を高架する橋や、これらに近接する施工においてより一層の安全対策が必要となっている。


最近の架設例① 既設橋に近接した送出し架設(兵庫県・加古川橋、井手迫瑞樹撮影)


最近の架設例② 様々な形式、架設方法が行われている球磨川の流失した橋梁の復興現場(井手迫瑞樹撮影)


 さらに鋼構造物を新設する架設だけでなく、供用されているものを補修、補強、改築、更新、撤去するケースが増加している。


最近の架設例③ 既設の橋を補強するケース(鋼単純箱桁の中間部にアーチ支点を設けて補強するケース、国道33号ケヤキ谷橋、井手迫瑞樹撮影)

最近の架設例④ 既設PC桁をステンレスクラッド鋼を用いた鋼開断面箱桁橋に架け替えているケース、北陸道手取川橋(奥居委員長提供)


 その現状を踏まえて、2012 年に発刊された「鋼構造架設設計施工指針」を改訂し、2025 年 1 月に発刊した。

 改定の方針としては、「鋼・合成構造標準示方書」との融合を図り、2017 年道路橋示方書に対応させている。加えて新設架設以外を適用範囲にし、予備設計の内容、最近の ICT 等の技術動向や事故防止のための施工計画、部分係数設計法の導入、架設時における耐震検討例などを改定しており、講習会ではこれらをわかりやすく解説する予定だ。

 申し込み締切り日は 3 月9 日(日)17時まで。以下のアドレスから申し込み可能だ。

-東京会場-
【対面参加】 https://www.jsce.or.jp/events/form/252409
【オンライン参加】 https://www.jsce.or.jp/events/form/2524091
-大阪会場-
【対面参加】 https://www.jsce.or.jp/events/form/2524092
【オンライン参加】 https://www.jsce.or.jp/events/form/2524093 

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