たのしい土木
NEXCO中日本 北陸自動車道杉谷第2跨道橋を撤去
700tクレーン4台での撤去作業
主桁をワイヤーソー、コンクリートカッターで切断
700tクレーンで吊り上げて撤去
22時から事前に設置されていた上り線の2台の700tクレーンの向かいの下り線に2台700tクレーンを設置。23時から本格的な撤去作業が始まった。側径間張出①ア②イ③ウ④エの1断面をワイヤーソー、コンクリートカッターで切断し、撤去した(下図参照)。クレーンの安全対策として撤去部材重量に対して定格総重量の安全率85%で計画している。
コンクリートカッターで切断
700tクレーンで吊り上げ撤去する
キ、オ、ク、カを同時に玉掛けした後、中央径間張出高欄主桁⑤キ1断面、側径間主桁⑥オ2断面、橋脚(上)(側径間主桁⑥オ下面)を切断。キ、オのブロックを撤去。側径間主桁⑧カ2断面、橋脚(上) (側径間主桁⑧カ下面)を切断し、ク、カのブロックを撤去した(下図参照)。
主桁を撤去するクレーン
多軸台車で運搬(写真:川田建設提供・撮影者:古明地 賢一)
最後に下り線橋脚(下)、上り線橋脚(下)、端部張出高欄主桁⑨ケ下面、端部張出高欄主桁⑩コ下面(下図参照)を切断し、撤去した。
端部張出高欄主桁の撤去
撤去作業完了後、クレーンを解体、ベントを撤去し、中央分離帯のガードレールを復旧させ、14時に規制を解除した。工事には技術者・技能者合わせて200人以上を動員して施工していた。元請は、川田建設。協力会社は、今井重機建設(クレーン)、ミック(クレーン)、第一カッター興業(カッター)、宇徳(移動ベント)など。