インフラ未来へのブレイクスルー -目指すは、インフラエンジニアのオンリーワン-
⑧名医と専門技術者そして道路橋技術基準の改定 ‐ スペックは如何に変わろうとも目指すターゲットは一つ ‐

(一般社団法人)日本構造物診断技術協会 顧問
アイセイ株式会社 技術開発担当部長
髙木 千太郎氏
1.はじめに
令和8年(2026年)1月1日(木曜日)、新たな年明けを迎えて初の連載となる今回、私から読者に向けての話題提供は、昨年年末に私自身に起こった大事件と昨年改定となった我が国の道路橋技術基準二つについて、私の意見も含めて少し長くなるが述べるとしよう。
私は、この世に生を受けて母から授かった身体で70数年の間、専門技術者への道を歩み続けるとともに、当連載を含め数多くの読者に種々な話題提供を行ってきた。 ところが昨年のはじめ、老体に鞭を打ち、高市総理の発言では無いが「働いて、働いて、・・働いてまいります」を実践してきたせいではないが、身体も心も酷使した付けが回り身体が悲鳴を挙げ、とうとう11月末に肉体の一部に金属部品が入りサイボーク(cyborg)への道を歩み始めた。昔の医術は、親から授かった身体を繋いだり、不良部分を切除することはあっても、金属や化学繊維等の部品を埋め込んだり、交換したりすること無かった。しかし、現代社会における医療行為を含め新たな取り組みを調べると、新材料を始めとして技術の進歩は目覚ましく、10年前には不可能と言われていたことが数多く実現してきている。自らの体験を踏まえて感じることは、人間が永遠の命を授かる日が遠からず来る可能性が感じられと同時に、健常な人とAIを埋め込んだサイボークとが手と手を取り合って日々の生活を送る日が来るとも感じた。
そのようなことを考え、自らの傷を負った身体を鏡で眺めて私自身の行く末を案じていいたところ、私はテレビ画面にくぎ付けとなった。それは、11月深夜に放映された毎日放送(MBS)が放映しているドキュメンタリー番組『情熱大陸』の人工膝関節及び股関節交換手術と担当医の強い意志を紹介する場面である。『情熱大陸』で取り上げた医師は、図-1に示す静岡県出身の桑沢綾乃さんで、埼玉協同病院関節治療センターに勤務する関節交換整形外科専門の女医であった。
桑沢綾乃さんは、医学部ではリウマチ膠原病内科を目指し勤務医となったが、「動けなくなってしまった人の体を直接回復させたい」との強い意志から周囲の反対を押し切って力仕事である関節交換の整形外科医に転換し、社会的に名医と認知・評価される存在となった話であった。放映された関節交換の手術場面では、桑沢女医がハンマーやドリル、ノミ等の工具を駆使して人骨を削り取り、患者の約10㎏を超える足を持ち上げて関節を交換する姿が映し出された。驚くべきことは桑沢女医の腕力のすごさと判断力で、頭脳がスーパーコンピューターの様に回り、自己の持つ経験値と最新技術の併用を短時間で駆使し、施術していた。手術前には、非破壊検査、レントゲン、CTやMRI等によって幹部を詳細に多角的に調べて、交換する人工関節のサイズを決定するが一般的である。桑沢女医の凄さは、患者の身体を切開した内部を瞬時に判断し、既に決めていた人工股関節のサイズ変更を手術中にする場面があった。外からの調査では分からない部分があり、絶対的な経験値からより効果的な器具変更を考え、リアルタイム実施する判断力は驚愕であった。私の知り合いにも多くの医師がいるが、桑沢女医の域に達している人はいない。名医と呼ばれる医師の多くは、想像を超える経験値と判断力、そして決断力、パワーに優れ、気力と体力が人一倍優れていることが最低条件である。
桑沢女医は、手術等で身体を酷使したことから、特に肘部分を使い過ぎで内部が挫傷しているようではあったが医療行為を辞めることはなく、サポーターをしながら奮闘する姿は驚異的であり、自らの尻を叩く場面であった。
放映された種々な手術画面とその解説を聞くと、私が専門とする橋梁社会とは対象物が大きく異なるが、対象物を正しい状態に直すために取り組む姿勢は同一と考えるのが適切であり、困難な事案に対し自らの後ろ向きとなりがちな姿勢に反省することが度々あった。
桑沢女医の手術を受けた患者は、「これまでベッドから起き上がるのも大変だった身体が、手術を受けたら苦痛も無く起き上がれるようになったのは夢のようだ」と、そして術前と術後の患者の状態が放映され、病院の廊下を歩く姿は確かに驚異的である。膝と股関節の交換手術を受けた患者曰く、「先生は私にとって神様だ!」と涙を浮かべ感謝の言葉を述べていた。私は構造物を診る専門技術者として、桑沢女医がうらやましい!!と感じた。
私は、学生や社会人に対して、土木技術者、特に構造物に発生した変状について種々な処置するメンテナンス専門技術者のことを医師に例えてお話をするが、テレビで放映された桑沢女医こそ分野こそ異なるが私が目指す専門技術者そのものであり、多くの人から信頼され、「私を救ってくれた神様」と呼ばれる存在となることが専門技術者の到達点であることを再認識する貴重な機会であった。
ここで私が学ぶ重要なポイントが二つあった。そのポイントの一つは、自らの意志を貫いた異例の分野への進路変更である。桑沢女医は、当初医学部(東京女子医大)在学中に「リウマチ膠原病内科」を選択している。リュウマチ膠原病内科とは、関節リウマチや自己免疫疾患(膠原病)を診断・治療する専門診療科であり、治療としては、免疫抑制薬、ステロイド、生物学的製剤、JAK阻害薬 など薬剤投与が主の内科である。対して、進路変更した関節交換整形外科とは、変形・摩耗・損傷して痛みや機能障害を起こしている人の関節を人工関節(働くインプラントと呼ばれる人工関節部品:主要材料・チタン・コバルトクロムとセラミック:ポリエチレン)に置き換える手術を専門とする整形外科である。私が専門としているインフラメンテナンスで例えると、点検・診断の内業、マネジメントが主となる業務、机上業務中心のソフト分野と壊れた部材や構造を新しい材料(鋼・高耐久鋼材・ステンレス鋼材・Fiber‑Reinforced Polymer・Fiber‑Reinforced Cementitious Matrix ・ゴム系FRPシート・超弾性防水ゴムなど)を使って部材や構造を現場で交換(更新・再生)業務が主となる現場中心のハード分野に区分けでき、体力が無ければ取り組めない分野である。リュウマチ膠原病内科医と関節交換整形外科医とは、互いに助け合う関係にはあるが、治療方法は大きく異なり、ソフトからハード、特に力仕事が要求される整形外科医への転換には大きなリスクが伴うはずである。それを乗り越える強い意欲と修得能力、忍耐力と持久力が無ければ方向転換は不可能であり、一般的に比較選択対象とはならないはずである。自分の将来を託す仕事に対し、桑沢女医のように強い意志を持ち続ける妥協しない姿勢が、インフラストラクチャー及びメンテナンスの分野でも必要であるはずだ。もう一つのポイントは、桑沢女医は、「膝の声を聞き、膝と会話し100%の力で手術に臨んでいる」と話したことにある。私は以前から、インフラメンテナンス技術者に必要なことは、「喋らない構造物の声を耳で聞き、対話し、傷ついて傷みを感じている箇所を五感で感じ取り、想像力を働かせ最大の技術力で修復するのが専門技術者である」と常日頃から説明している。私の連載を楽しみにしている読者の方々は分かるでしょうか?これこそ、スペシャリストへの道なのです。読者の方々も今回の私の話を参考に、自分の将来、最終到達点、その時の満足度をお考えいただき、チャレンジ精神で新たな道の選択も含めて取り組んでいただきたい。
以上のかなり細かく種々なことを述べたが、テレビで見た桑沢女医の想像を超えて努力する姿と最先端技術の再生医療(APS療法)を学び取り組む姿勢、目的を達成した時の満足感に満ち溢れた顔が目に浮かび、私自身も名医と誉れ高い桑沢女医に是非あやかりたいと思った。
さて導入編はこのくらいにして、前回約束した今回の話題提供「我が国の道路橋に関する技術の基準・道路橋示方書」について話を始めよう。
2.大きく変わった我が国の「道路橋技術基準」
昨年の夏、8月に道路橋の技術基準の「橋、高架の道路等の技術基準」を大きく変更した通達が図-1及び図-2に示すように各道路管理者に通知された。今回の改定は8年ぶりであり、新たな技術基準は今年の2026年4月1日以降の新規設計に適用することを国は報道発表した。

図-1 「橋、高架の道路等の技術基準」改定通達:各地方整備局 / 図-2 「橋、高架の道路等の技術基準」改定通達:地方自治体
そもそも「橋、高架の道路等の技術基準」とは、正式名称は、「道路構造物に関する技術基準(橋、高架の道路等)」であり、国土交通省が省令として定める 法規(最低限の技術基準) である。法的な位置づけは、道路法第30条 に基づく「技術基準」であり、法律の下に位置する省令レベルの遵守することが必須の基準で我が国の全ての道路管理者(国・都道府県・市区町村・高速道路会社)はこの基準を満たす必要がある。
2.1 「橋、高架の道路等の技術基準」の改訂概要
令和7年8月22日付で省令「国道国技第93号」等で改定された法令(通達)は、国道、高速道路、地方自治体等が管理する道路橋等の橋梁設計等に用いられる基準であり、令和8年4月1日以降の「新たに着手する設計」に適用される。「橋、高架の道路等の技術基準」改定の位置づけを図-3に、これまで行われた改定の年次と主題を図-4に示す。
図-3 「橋、高架の道路等の技術基準」改定の位置づけ(国土交通省)

図-4 「橋、高架の道路等の技術基準」改定の経緯(国土交通省)
振り返って過去を考えると、私が東京都在職中は、「橋、高架の道路等の技術基準」の通達が来るたびに、「また改定か! 既に組み終えて次年度予算が大きく変わるのでは?」、「 通達によって通常以外の業務が増加し大変だ!」、「今回の改定によって影響を受ける補助対象橋梁はどれか? 」、「直ぐに、コンサルタントに設計と数量計算の見直しを指示しなければ」など自身が任されている業務においては得ることがほとんど無い国からの通達に対し、嫌な思い出が多い。
しかし私には逆のプラス面もあった。それは、平成3年以降平成23年まで日本道路協会の道路橋示方書の幹事を務めていたこともあり、東京都代表として技術基準の組み方や変更に向けた検討、議論、提案等ができ、地方自治体の代表として委員会において持論を述べる機会が多々あった。特に、次期技術基準改定の動きや考え方を他より早く自らの組織に情報提供ができたことや、我が国の各組織の代表や著名な大学教授等と種々な議論を繰り返せたことは、自分の技術者人生において計り知れない大きなプラス効果であった。
今回行われた改定の主な目的は、安全性のさらなる向上、技術開発・新技術導入の促進、ライフサイクルコスト(LCC)縮減/長寿命化対応などである。
ここで、改定の主要なポイントを国が公表した資料から項目に分けて示す。今回改定の基本趣旨として、多様化した橋梁形式・交通条件・劣化形態に対応しつつ、供用期間100年を見据えた長寿命化と品質確保を実現することを目的として、設計・施工・点検・品質管理に関する技術基準を性能規定型へと本格的に転換した点に最大の特徴がある。従来の仕様規定を前提とした一律的な設計体系から、橋梁の重要度・使用条件・環境条件・劣化リスクなどの実態に応じて、性能・安全性・耐久性を総合的に評価し最適化する基準体系へと大きく転換した改定である。以下に改定のポイントを具体的に示す。
(1)様々な橋梁形式・交通条件に対応する設計体系への転換
① 新形式橋梁、複合構造橋、少部材化構造、曲線橋、外ケーブル構造などの多様化した構造形式に対応可能なように、荷重組合せおよび安全性評価の枠組みを性能照査型として再整理した。
② 交通量、重交通路線、物流路線、緊急輸送道路などの機能区分や路線重要度に応じて、活荷重、作用係数、信頼性水準を柔軟に設定できる体系へと見直しを行った。
(2)点検結果・劣化実態を反映した設計・構造仕様の合理化
① 箱桁内排水不良、PCケーブル周辺のひび割れ、滞水部腐食、塩害・疲労損傷など、実橋で顕在化している局部劣化・早期劣化事例を踏まえ、排水構造、点検動線、点検空間、取替可能構造の確保など、メンテナンス性向上のための構造仕様の見直しを明確に規定した。
② 点検・補修・更新が困難となる部材配置や構造ディテールを原則排除し、メンテナンス段階まで含めた「ライフサイクル設計」の考え方を技術基準に明示的に位置付けた。
(3)品質不良・施工不良の再発防止を目的とした品質管理体制の強化
① 外観から確認が困難な溶接部、定着部、内部構造部などに対し、設計段階から品質確保措置(検査容易化、構造の単純化、冗長化)の導入を義務付けるとともに、施工段階における多重チェック体制を制度的に位置付けた。
② 検査体制については、施工者・検査会社・発注者の役割分担を明確化するとともに、ISO9001等の品質マネジメントシステムの活用を前提とした品質管理体制の強化を明記した。
③ 重要部位については全数検査またはこれと同等の信頼性を有する検査方法の適用を原則とし、品質不良の未然防止と再発防止の徹底を制度化した。
(4)供用期間100年を前提とした長寿命化設計体系への転換
① 設計供用期間として原則100年を設定し、耐久性照査、環境作用、荷重組合せ、疲労照査、劣化進行の影響を設計段階から総合的に評価する体系へと移行した。
② 実橋点検により把握された劣化傾向(PC構造物のひび割れ、鋼部材の腐食・疲労損傷など)を踏まえ、材料選定、防食仕様、耐久性能照査方法の高度化を図った。
(5)新技術・新材料の導入を後押しする性能規定型設計体系の整備
① 新構造形式、新材料、複合材料、合理化構造などの採用を容易にするため、設計安全性の評価手法を部分係数法・信頼性設計の考え方に基づく性能照査型として体系化した。
② 多様な材料・構造・解析技術に柔軟に対応できる、体系的かつ合理的な設計・照査の枠組みへと移行した。
(6)本改定により期待される効果
① 新設橋梁のみならず、更新・補強・改築橋梁を含め、供用期間100年を見据えた長寿命化の実現に寄与する。
② ライフサイクルコスト(LCC)の低減、計画的な維持管理の高度化、予防保全型マネジメントの推進に資する。
③ 新技術・新材料・デジタル技術の活用を促進し、日本の橋梁技術の国際展開および技術競争力の強化に寄与する。
(7)結果として
ここまで示したとおり、今回(2025年)の改定は、安全性・長寿命化・メンテナンス・品質確保を同時に実現することを目的として、橋梁設計の思想そのものを「仕様規定型」から「性能規定型」へと本格的に転換した極めて重要な改定である。今回の改定によって、橋梁の設計・点検・品質管理は、従来の「一律的な仕様規定」から、「橋梁の重要度・使用条件・環境条件・劣化リスクなどの実態に応じて、性能・安全性・耐久性を総合的に最適化する基準」へと明確に転換した。この点は、一般の専門技術者および行政技術者にとって、設計・点検・品質管理のすべてにおいて、従来とは根本的に異なる判断責任と説明責任が求められる時代へ移行したことを意味しており、今回の改定の最も本質的な意義である。
(8)今回の改定を支える技術的背景
これまで示した「技術的背景(総論)」を踏まえ、今回の改定を具体的に支える主な評価の枠組み(各論)について整理して以下に示す。
① 新たな構造形式・合理化構造に対する性能評価枠組みの充実
近年急速に進歩する構造や材料等への対応として、これまで設計段階で「この構造形式は現行の技術基準では十分に評価できない」と判断されていた課題を解消する。
・新しい形式の橋梁(具体的には、少部材化、合成構造、外ケーブル等)に対して、性能を適切に評価することが可能な枠組みに整備している。
・上部構造、下部構造及び上下部接続部のそれぞれが備えるべき機能について整理した。例えば、立体的な挙動(桁、床版、横構と対傾構)を考慮する荷重条件の充実などがあげられる。
・新材料(例えば、高強度鋼、合成材等)にも対応するため、限界状態や許容条件の見直しを行っている。
② 耐久性能の評価方法の明確化
管理する橋梁の増加に伴って、維持管理を見据えた設計の記述及び仕様選定が必須であり、設計段階で耐久性・補修・更新戦略を検討することを明記している。
・新たに「設計耐久期間」の概念を導入し、設計時点で当該橋梁は何年使えるかを考えて性能照査を行う枠組みを構築している。
・設計耐久期間末の限界状態を定義し、環境条件を制御する場合や複数耐久対策を組み合わせる場合の考え方について明確化している。
・耐久性能を確保する方策(例えば:塗膜とめっき・除湿装置)や環境制御の組合せモデルなどを示している。
③ 能登半島地震等被災の事例を踏まえた「復旧性」向上規定の充実
地震時および地震後復旧までの機能維持を設計条件として組み込む必要性から、長期使用、被災及び復旧可能性を前提に構造検討を行う方向としている。
・設計段階で「支承部障害」、「背面区間の段差」、「落橋防止」、「橋梁接続区間の変状防止」等を想定した設計を行う。
・路面の連続性を確保するため、橋台・接続区間・背面部の段差発生を抑える規定を設けている。
④ 編構成の見直し(構造要素別)
・従来の編構成(共通編、鋼橋編、コンクリート橋編、下部構造編、耐震設計編)から、新たな編構成(共通編、鋼橋上部構造編、コンクリート上部構造編、下部構造編、上下部接続部編)に大きく変更している。
・従来の耐震・耐風については、荷重・応答・制限を各構造要素に統合している。
⑤ 適用材・構造形式の明確化・合理化の促進
・構造形式の明確化として、例えば、PC桁における「引張応力を鉄筋が負担する設計」を具体的に示している。
・適用材の明確化を行った。例えば、減衰付加装置(ダンパー等)の適用条件について具体的に示している。
⑥ 荷重・作用・組合せ条件の精緻化
・立体的な構造挙動(温度差、横構・桁間の温度差等)を想定する荷重条件について明記している。
以上、「技術基準」の改訂について、国が公表した補足資料を含めて主要な項目を私の理解の範囲で具体的に示したが、最大の改定ポイントは「多様化した橋形式・交通条件・劣化状況」に対応し、100年長寿命化と品質確保を実現するために、設計・点検・品質管理を全面的にきめ細かく示したことがあげられる。
ここまで法令の「橋、高架の道路等の技術基準」について改定の概要とポイントについて説明した。
国、高速道路会社や地方自治体の技術者は、「橋、高架の道路等の技術基準」の通達が本省や各整備局から直接担当部署に送られてくることから技術基準についてある程度は理解できていると思う。しかし、民間技術者の多くは「橋、高架の道路等の技術基準」の存在は知ってはいるが、それがどの様な法令でどのような意味を持っているのか分からい人が多いと思うことから、具体的に「橋、高架の道路等の技術基準」について説明した。しかし、次に説明する「道路橋示方書・同解説」については、読者を含め多くの方々は、担当する業務に直接関係することから、知らない人はほとんどいないはずである。
それではこれ以降、道路橋設計・施工・メンテナンス等に関係する産官の技術者が業務上、常によりどころとしている「道路橋示方書・同解説」の改訂について説明しよう。


.jpg)


